むかない人には手術を勧めません。場合によっては希望があってもお断りしています。![]()
医師にも得意、不得意があります。時には他のドクターを紹介する事も必要です。![]()
カウンセリングはそれ自体が重要な仕事です。初診時の無料カウンセリングはしていません。
ただし、術後再診は原則として無料です![]()
医師と患者といっても所詮は人間同士の付き合いです。社会的に最低限の常識は
守ってください。(大幅な遅刻、無断キャンセルなど)![]()
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私が形成外科医として9年、美容外科開業医として約17年の臨床経験を経てたどり着いたポリシーは、
やらずにすむ手術はできるだけしない
美容外科手術は宣伝をして勧めてまでしてするものではない
性格的に手術に向いていない人には手術を薦めない
患者さんの性格、物の考え方をよく把握しなければ手術に取りかからない
初診日に手術をする事は原則として引き受けません。説明を聞いて一度家に帰って冷静に考える時間が必要と思います。
当院では電話による医学的な質問には、私以外の従業員は答えられません。厳密には答えられないのではなく、私が禁じています。実際に手術を行う医師以外のコメントはケースによっては間違って伝わる可能性があります。私が電話にでる時間がある時は、院長自身がお答えします。基本的には、カウンセリングは来院してからが原則です。
等です。
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他の一般的な医療と異なり、緊急性がなく、まして病気や障害でもない患者さんを扱う美容外科という職業は、手術自体の方針も、適応も、患者さんごとに変わってくるというある意味大変に難しい仕事です。
マスコミにあふれる膨大な美容外科の宣伝広告を見ていると、あたかも魔法のように、誰にも知られず、全く腫れず、痛くなく、絶対に失敗しないような手術があるという印象を与えてしまうのではないかと、当の美容外科医本人である私が心配になるぐらいに簡単そうに宣伝されています。しかしそんな手術はありません。
どんな手術も多少は腫れるし、少しは麻酔の注射が痛かったりします。全く失敗の無いという事もありません。人の体は個々に色々な特性を持っていて、思いもよらぬ反応を示す事もまれにあります。私は手術をした後はいつでも不安です。20年近くもこの仕事をやってきて、その思いはむしろ毎年強くなる一方です。細菌感染、術後出血、血種(皮下に血がたまること)等など、一般的な外科手術において起こり得る合併症は、美容外科でも当然起こり得ると思わなければなりません。
問題はそういった事を手術前に患者さんに説明する事、そして万が一トラブルが生じた時に、医者がきちんとした処置ができるかどうかです。さらにいうなら、トラブルが起きたとき、手術をした医者の所にすぐに相談にいけるだけの信頼関係が医者と患者の間に確立しているかが重要です。
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私は、最近何年間もほとんど宣伝をしていないので、私の所にいらっしゃる患者さんは口コミや紹介がほとんどで、その半分ぐらいは手術のやり直しです。その患者さんたちにどうして手術をしたクリニックに相談に行かないのかと聞くと、大概の場合もう二度と行きたくないという返事が返ってきます。これではいけません。美容外科という世界を少しでも良くするためには、医者だけでなく患者さんももっと真剣に話を聞き、少しでも解らない事があれば質問してください。一度で足りなければ何度でも相談に来て下さい。場合によっては他の医者の意見を聞くのもいいでしょう。
一生のうちでそう何度もしない、自分の顔を変えるという大事業をあまり安易にきめてはいけません。最近の3年間で、インターネットの情報を見て来院されるかたが随分増えました。たとえどのような情報であったとしても情報がないよりはあるほうが良いに決まっています。ただ、患者さんたちを見ていてひとつ気になる事があります。情報を集めすぎて頭が混乱してしまっているのです。人間の体を扱う外科手術や治療は、物理・化学のようにクリアな正解がありません。まさにケースバイケースです。しかも、治療方針はそれぞれの医師によって異なっていてもなんの不思議もありません。机上の情報ばかりにあまりとらわれず、実際にいくつか病院を回ってみたほうが良いと思います。
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随分とシビアなことばかり書いてきましたが、実際の所、上に述べたようなトラブルはまずほとんどありません。では何が一番の問題なのでしょう。それは最初に挙げた例の一つ、自分は美容外科手術を受けるのに向いているかどうか?という事です。
私の経験上では以下のタイプは美容外科手術に向いていません。
なかなか“ま、いっか”と思えない人
“これからどうしよう”より、済んでしまった事の原因ばかりいいつのる人
自分の顔の悩みは他人なんかには理解できないと思っている人
物事が自分の思い通りにならないと気が済まない人(これは、ケースによって様々ですが、例えば手術結果についても完全に思い通りになる事はまずありませんし、手術の予約やスケジュールも思い通りにはなりません。例えば、遠方に住んでいるという理由で初診日に手術を希望する人がいますが、まだ一度もあってもいない医師にどうしてその日の手術を予約しようとするのか、私には理解できません。)
美容外科に過大な期待を持っている人。人は皆、それぞれの骨格と個性を持っていますから、その人の骨格のバランスの中でしか変化は望めません。(エラや出っ歯、アゴ、頬骨など、部位によっては修正可能ですが)
人生がうまくいかない理由を外見のせいと決め付けている人
他にも色々ありますが、きりがないのでやめます。
一方手術に向いている人、それは上記の反対の人です。
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私は、最近では、手術に向いていない性格であると判断した場合、ごく一部の例外を除いて手術をお断りしています。美容外科の手術において、手術前に確実に患者さんが喜ぶ、気に入る、等ということは、決して予想できないからです。予想できることといえば、せいぜいプロであり専門家である私が満足できる結果が出せるかどうかという事ぐらいです。
最後にもう一つ、手術の中には、“取り返しのつきやすいもの”と“取り返しのつきにくいもの”があります。埋没法の二重ならやり直しは比較的簡単ですが、切開法では難しいとか、シリコンで鼻を高くしても、それを摘出すれば大体元どうりになりますが、鼻先を細くしたら元には戻せません。
どのような方法を選択するか、自分自身の性格をよく考慮に入れてから決断してください。
手術をお断りする理由はさまざまですが、そのすべてを説明しろと言われてもできません。長年の経験と勘という部分もあります。そんなもので断られてたまるかという方もおいででしょうが、むしろ、そういう意見の医者もいたというぐらいのスタンスで考えられないようでは、これまた、手術に向いていない性格と私は思います。ただ、2〜3軒クリニックを回ってみて、どこでも断られるようなら、本当に手術を断念したほうが良いと思います。
患者が治療を希望しているのに医師がそれを断っていいのか、それに応えるのは医師の義務ではないか、とおっしゃる患者さんが時折いらっしゃいますが、こと美容外科に関する限り一般の診療科と異なり、緊急性もなく、実際、病気ではないのですから、この方は手術に向いていないと判断した場合、お断りするのがむしろ医師の義務だと私は考えています。長年、この仕事をしていると、美容外科手術をした事によってその後の人生が随分大変なことになってしまっている患者さんを診ることも数多くあります。その原因が、実際誰がみても可哀相な外見を示している場合もあれば、客観的には悩みの根拠がよく理解できない場合もあります。私の判断が正しいか間違っているかはわかりません。しかし、断られることによって、迷っていた部分に踏ん切りがついたり、手術をしなければという強迫観念から脱して少し冷静になることができる人が何人かでもいれば、それはそれで価値のあることだと私は思っています。
私のクリニックは規模も小さいですし、私の性格上、カウンセリングは一人平均1時間近くかかりますし、手術前後の時間も余裕をとっていますので、一日に診察できる患者さんの数はきわめて少ないのが現状です。そして私は、患者さんの数をもっと増やすことも、クリニックの規模を大きくすることも望んでいません。ある意味で我が儘なのですが、ご了承頂きたいと思います。
患者さんの悩みの深さが他人にもある程度理解できる場合にしか手術は成立しません
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医師にも得意、不得意があります。時には他のドクターを紹介する事も必要です。
美容外科が扱う範囲は多岐にわたり、クリニックごとに得意分野はあるはずです。我々には、学会活動などを通じてある程度の知識がありますから、患者さんの希望する治療を多く行っている施設を紹介することも可能ですし、また、それを医師に聞くこと事も全く失礼な事ではありません。
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カウンセリングはそれ自体が重要な仕事です。初診時の無料カウンセリングはしていません。ただし、術後再診は原則として無料です
美容外科のカウンセリングは無料が常識と思われている方がけっこういらっしゃいますが、それは、有名チェーンクリニックが、とりあえず患者さんを多く来院させるためにしていることであって、元々、カウンセリングと手術は別々のものですし、無料で行う理由が私には解りませんので初診時には一律3千円頂いています。
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医師と患者といっても所詮は人間同士の付き合いです。社会的に最低限の常識は守ってください。(大幅な遅刻、無断キャンセルなど)
私のクリニックではすべての初診患者さんのカウンセリング時間を1時間に設定して時間をとっています。患者さん同士が待合室で並んで待つこともないように、また、予約時間に来院してから長い時間待たされることもないように、余裕をもって予約をとっています。ですから、予約をキャンセルするときは必ずせめて電話の一本ぐらいは入れて下さい。また、遅刻なさった時は、次の患者さんに迷惑はかけられませんのでご本人のカウンセリングの時間が短くなります事はご了承ください。
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人は外見で人を判断する事が多いのは歴然とした事実です。人間は見かけじゃなく中身が重要などという美辞麗句は建前に過ぎません。美しい心が美しい見かけを作るなんていうのもウソです。そんな事は外見で差別された経験のない人の勝手な言い分でしょう。美しい外見を作る努力は必要です。しかし、だからといってすべてひとまかせではだめです。美容外科の手術は、美しい見かけを作るためにあなたがこれから行う様々な努力の、きっかけのひとつぐらいのものだと私は思っています。